第9教室:『湖畔』(ドイツ語学習)『アルト・ハイデルベルク』学習済み

『湖畔』を読みながらドイツ語の学習をしましょう.

語学学習日記(ドイツ語学習)アルト・ハイデルベルク(69)アクセスに応え夏休み臨時投稿

アルト・ハイデルベルク(69)


—————————————【69】——————————————

Karl Heinrich. Das wird in Heidelberg anders, Doktor. In
Heidrlberg werden Sie wieder gesund, Doktor.
Doktor (setzt sich). Es ist schon alles gut so. Was brauche
ich nach Heidelberg ! Ein Mensch wie ich muß nach
Karlsbad. Spazieren gehen mit dem Regenshirm und
sein Geld als ehrsamer Philister für die Gesundheit
verbrauchen. Heidelberg, mein Lieber, ist keine
Stadt für alte Stümper !


—————————————(訳)——————————————

カール・
カインリヒ : ハイデルベルクでなら、すべてが変わりま
    すよ、博士. ハイデルベルクで、あなたは
    健康が取り戻せるでしょう、博士.

博士 (座って) :もういいのだ、何もかも.私がハイ
   デルベルクに行く何の必要があるのか?私の
   ような人間はカールスバートに行かなくてはね.
雨傘を持って散歩に出かけ、最小限の小市民と
   して金を健康のために使い果たすのさ.
   いいかい友よ、ハイデルベルクとは、役立たずの
   じいさんのいる町ではないのだよ.


————————————《語句しらべ》———————————

anders (副)(~と) 異なって、別なふうに
  Nun ist alles anders.
  今ではすべてが変わってしまっている。
Ohne sie würde die Weltgeschichte ganz anders
verlaufen.
彼女がいなければ世界の歴史はまったく違う
  ようになるだろう.
Ich kann nicht anders.
私にはこれ以外にはできないんだ.
Es geht nicht anders./ そうするほかはない.
Ich denke anders als du.
私は君とは違うふうに考えている.
brauche (1単、現在)<brauchen (他)(4格を)必要とする
  Ich brauche dich. / 私は君が必要だ.
 (4格、時間が)かかる、(4格、時間を)要する 
Der Zug braucht 3 Stunden bis Osaka.
列車で大阪まで3時間かかります.
尚、博士の本文のセリフでは
  brauchen + zu 不定詞~する必要がある
  の構文が略されたものと解する方が自然.
  Was brauche ich nach Heidelberg zu gehen ?
私がハイデルベルクへ行く必要がどこにあるのか?
 (私はハイデルベルクへ行く何を必要としているか=直訳)
Karlsbad カールスバート(地名)、チェコ北西端の温泉地
   お湯は(画像で見る限り)黄色い.(行ったことないです) 
体脂肪を燃焼して取ってくれる成分が含まれている
  らしい(責任は持たない!!)(アルカリ性の湯)
   ここは世界的に有名な温泉らしい. チェコ語では、
「カルロヴィ・ヴァリ」 Karlovy Vary 
ehrsamer<ehrsam=ehrbar (形) 行いの正しい、実直な
  堅物の、融通のきかない ②れっきとした、りっぱな
  尊敬すべき、
  ein ehrbares Leben führen / きちんとした暮らしをしている
  Er ist aus ehrbarer Familiie.
彼は両家の出である.
der Philister {_s/_} 小市民、俗物
verbrauchen (他) (4格を)消費する、使う
 ② (4格を)使い果たす、消耗する
 ③ 体力(気力)を使い果たす
  die Schule verbrauchen 靴を履きつぶす 
der Regenshirm {_(e)s/_e} 雨傘
den Regenshirm aufspannen 雨傘を開く
   den Regenshirm zuklappen 雨傘を閉じる
der Stümper {_s/_} 能なし、へたくそ
mein Lieber ①君、あなた、
   ②(あきれた気持ち、非難)おいおい、おやおや
 複数はmeine Lieben (親愛なる諸君)