第9教室:『湖畔』(ドイツ語学習)『アルト・ハイデルベルク』学習済み

『湖畔』を読みながらドイツ語の学習をしましょう.

語学学習日記(ドイツ語学習)アルト・ハイデルベルク(3)

アルト・ハイデルベルク(3)

 


——————————【3】——————————
    
Erster Akt.

Vorsaal zu den Zimmer des Fürsten in Karlsburg.
Ein düsterer Raum mit Gobelins, wie man ihn in sehr alten
Fürstenschlössern findet. 
Mehrere Gruppen von Kavalieren unterhalten sich
im Flüsterton.Die ganze Szene macht einen düstern,
schweren Eindruck.

 

——————————【訳】——————————

 

         第一幕

 カールスブルクの大公の部屋へ通ずる広間
 大公の城にはよくある古風で、
 ゴブラン織りで飾られている薄 く陰気な部屋
 数組のグループに分かれた貴族たちがささやき声で
 談笑し合っている
 舞台は重たく暗い印象を与える。

 

 

—————————【学習ノート】———————————

Fürsten < Fürst (男性弱変化)(単数2格、3格、4格で - en) 
     意味: 侯爵  (複数すべての格で_en)
ヨーロッパの爵位の順は高い位から公爵、侯爵、伯爵、子爵、
男爵ですが、この物語の侯爵は日本の侯爵と違い、
領地を保有する君主なので、大公と訳しました。

Gobelins < Gobelin (男性s/s)
    (以下男性名詞はm、女性f、中性nとする)
    (ゴベレーンと発音する)ゴブラン織り
    (タペストリーの一種で部屋の壁に装飾する)
    (15世紀に織布工場を経営した人の名から)

Vorsaal 《m, (e)s/_säle》 玄関の間、廊下

Flüsterton 《m, (e)s/_》 ささやき声

im Flüsterton ささやき声で
   (im は in dem の融合したもので、
    in は 「~の状態で」、
    の意味の時は、3格の名詞を支配する)
   (支配する=その後の名詞の格を決定する)

【格について】
 1格:~は  2格:~の 3格:~に 4格:~を

Szene 《f, _/_n》 場面、舞台、光景
Eindruck 《m, s/1,2,4格_e, 3格で_en》 印象