アルト・ハイデルベルク(257)
𝕬𝖑𝖙 𝕳𝖊𝖎𝖉𝖊𝖑𝖇𝖊𝖗𝖌
.——————————【257】———————————————
..........Käthie:I hätt scho lang fortgehen und heiraten sollen,
...........................'s war gar zu traurig dahier.—Sixt, Karl Heinz,
...........................dann bin i a fort vom lieben Heidelberg.
.........................................(Pause)
.———————————(訳)————————————————
...ケティー:私はもうとっくにここを立ち去っているは
.......................ずだったの.そして結婚していたはずなの.
.......................ここはそれほど寂しくなったのよ.—ねえ、
........................そしたら私はもうこの愛しいハイデルベル
........................クともお別れだわ.
........................................ (間)
———————————《語彙》—————————————————
I hätt scho lang fortgehen:(南部訛り)
......................↓
Ich hätte schon lange fortgehen sollen:(接続法Ⅱ式過去)
私はもうとっくにここを立ち去っているべきだった
*「~すべきだった」「~はずだった」など過去にな
すべきことが非現実だった場合は「接続法Ⅱ式過去」.
fort/gehen:(自s) 立ち去る
heiraten:(自) 結婚する
gar:(オーストリア)(副) 非常に
本来はnicht などと共に用い否定を強める語です.
gar ...nicht:まったく~ない
's war gar zu traurig dahier:
.....................↓...... ここは本当に寂しくなりました.
Es war gar zu traurig dahier. /
traurig:(形) 悲しい、悲しい思いの、悲しげな、
dahier:(副)(オーストリア) ここに、この場で、この世に
Sixt:Siehst du のこと.見るという意味ではなく「ねえ」
という感じで、相手の注意を引く間投詞として発
話されています.
a:(南部訛りか?) auch のことと思います.
fort:(副) 去って、なくなって、離れて