第9教室:『湖畔』(ドイツ語学習)『アルト・ハイデルベルク』学習済み

『湖畔』を読みながらドイツ語の学習をしましょう.

語学学習日記(ドイツ語学習)アルト・ハイデルベルク(216)

 
アルト・ハイデルベルク(216)
𝕬𝖑𝖙 𝕳𝖊𝖎𝖉𝖊𝖑𝖇𝖊𝖗𝖌


.——————————【216】———————————————
   
....Kellermann:(der getrunken hat.) So ist es in Heidelberg
............................nicht mehr wie früher.  Daß sagen alle, das
............................sagt auch Herr Bitz. 

Karl Heinrich: Wie nicht mehr ?  

...Kellermann: Als wie damals.  Als wie Sie da waren.
 
Karl Heinrich:(glücklich). Sagen sie das ?  Sagen das alle ? 
............................Sprechen sie in Heidelberg noch von mir, 
............................Kellermann ?  
.
...Kellermann: O ja.

 

———————————(訳)———————————————
   
ケラーマン: (酔いが回って) そうなんですよ、ハイ
..........................デルベルクはもう昔のハイデルベルクじゃ
..........................ありません.みんなそう言っていますよ.
..........................あのビルツさんだってそう言っておられ
...........................ます.

カール・ハインリヒ: どう、昔のようではないのですか?

ケラーマン: あの頃のようにではないのです.あなたさ
...........................まのいらした頃とは違うのです.

カール・ハインリヒ: (うれしくなって) みんなそう言っている
...........................のですか? ねえケラーマン、ハイデルベ
...........................ルクのみんなは、まだ今でも私のことを話
...........................にしているのですか?

ケラーマン: はい、もちろんでございます.

 

———————————《語彙》——————————————
        
getrunken:(p.passé) <trinken (自/他) 飲む
    trinken ——trank——getrunken
     過去分詞では「酔った」という意味も発生します.
    私たちがよく使う「出来上がった」状態です.
    本文ト書きder getrunken hat は関係文です.
    (すっかり出来上がったケラーマン)
    関係節ではhat getrunkenが文末後置されるので
    語順をgetrunken hat と変えます. 
    

——————————≪ひとこと≫——————————————

民間人のケラーマンが一国の君主にSie で話しかけてい
ます.僭越過ぎては、はらはらしますが、学生時代を共
有している特殊な親密な関係だから成立するのでしょう.